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クリスマスの週の為替相場


今週はクリスマスの週とあり、商いは少なくなるので、

為替市場はそんなに上下しないであろうと予想していた。 

(逆に個人投資家の投資は増えるであろうが。)


長く続いているサブプライム・ローン問題はいまだに

終わってはないであろうが、それでも一気に底まで落ちない

のはやはりアメリカ経済の強さなのであろうか。 

サブプライム・ローン問題でアメリカ経済が低迷し、

米ドルも売られたかと思うと、“ここぞ”とばかりに、

シンガポールやデュバイからアメリカに投資が入り米ドルを支えた。 


結局、サブプライム・ローン問題はその本国より、

その国に“おんぶされている国“の方が打撃を受けている

ような気がするのは私だけであろうか。(日本のこと。) 

そして、最近、金融や観光でも有名になってきた

デュバイであるが、(あのオムレツを海に差した

ようなホテルの風景)アラビアのオイルマネー

が金融に変わろうとしている兆しであろう。 

いつの日か石油がなくなってもアラビアの国は、

”金融大国“として生き残っていくのであろうか。


さて、世界がクリスマスムードに包まれ

ている今週の相場。動きは限定的といえども、

海外からのシティバンクやメリルリンチへの投資などから、

アメリカ経済の復活の兆しのサインになるという

予想から今週は米ドル買いになると予想して、

USD/JPY 114.19にてロングポジションに入った。 


7種類のロングポジションにそれぞれ .22から.30にて

Limitをかけていた。 24日(月曜日)は日本は休日とあってか、

チャートをみていても、114.20からほとんど動かず。 

(日本の24日が休みだったのを忘れていました。

(苦笑。 私自身、ここオーストラリアの会社は、通常21日

(金曜日)より1月2日(水曜日)までクリスマス休暇です。) 


そして、25日のクリスマスになりようやく市場は動いてくれて、

予想通り米ドル買いムードとなりお昼にはLimitにて7つ全て

のポジションがクローズしていました。 


この後のトレードはアメリカの株式市場次第でしょう。


ダウやNASDAQがよければ、更に米ドル買いムード

になっていくでしょうから、再度、USD/JPYのロングポジション

に入ると思います。



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by boeing747taka | 2007-12-25 22:39 | 市場レポート(為替の巻)
神様、仏様、野茂様様



今でも忘れはしない、あのアメリカ人の変わりようを。





  俺がフロリダ州(アメリカ)に住んでいた頃、

ある週末、友人に誘われてある野球場に行った。 


野球場といっても公園のような場所で地元の人が遊んだり、

草野球をする場所であるが、そこに友人の誘いで地元

の草野球チームに入ることにした。 

朝にその球場に行くと15人ほどの人が集まっていた。 

友人に他のチームメイトに紹介され

登録用紙に名前などを記入した。


そのリストを見ると外人らしき人は俺一人。 

名前を見て気になったのであろう、監督が聞いてきた:



監督:「君、どこから来たんだい? めずらしい名前だね。」


俺:「日本です。 アメリカにはもう7年ほど住んでます。」


監督:「え! 日本人が野球するのか?」


俺:(驚きと笑いながら)「するもなにも、日本では

一番人気のあるスポーツですよ。」


監督:「へー、日本人も相撲以外のスポーツするんだ。 

てっきり君はすし職人かと思ったよ。」



当時のアメリカではこんな会話は驚くほどでもない。 

当時のアメリカ人は日本人といえば、

すし職人かエンジニアとしか思っていなかったのである。 


そんなイメージの人種が“運動”しているのだから

驚くのも無理はないであろう。 

この話は、野茂選手がアメリカに渡った1995年

より前の話であった。


  それから月日が流れ野茂選手が海を渡って

ベースボールに挑戦した。 ちょうど野茂選手

が全米のTVで取り上げられたりして全米に彼の名前

が知り渡った頃、再度、地元の草野球チームに行くと、

驚く事がおこったのである。 


いままで、日本人である俺が野球をしているのを

アメリカ人は驚いていたのに、TVで野茂選手の活躍

を見てからは、日本人である俺が野球をしていると、

「いいピッチャーに違いない。(俺のポジションは投手とレフト)

ちょっと君のピッチングを見せてくれないか。」

と言い出したのだ。 周りの俺に対するイメージ

が180度変わったのを強烈に肌で感じた瞬間であった。 

背の高い黒人がバスケをやると言う人や、

体つきの良い白人やラテン系が野球をやると言う人

を見るような目で、日本人を見る時なんか、

まずありえなかった。 アジア人イコール勉強する

人のようなイメージであった。 

それが、野茂選手の出現によりアメリカ人

が日本人イコール良い投手と見ているのである。

(さすがにまだ、打者としては良い目で見てくれなかったが。)



  そして、月日が流れてイチローがアメリカにやってきた。 

日本人のバッターがアメリカで通用するのか、

ホームランバッターならまだしも、イチローのような

スインガータイプでは通用しないのではとメディア

はイチローをいろいろと分析していたが、

結果はみなさんのご承知のとおり、アメリカ人

の野球感を変えてしまうほどの成功であった。 



世間はやはり“現在おこっている事”に注目しがち

であるので、いかにもイチローがアメリカ人の日本人

に対するイメージを変えたような事をいう人が多いが、

決して野茂選手の功績を忘れてはいけないと言いたい。 


彼がいなければ、イチローはもとより最近のメジャーリーグ

への日本人移籍なぞありえない話であったであろう。 




「野茂選手がアメリカ人の日本人への見方を変え、

イチローがアメリカ国内のアジア人を元気づけた」のである。




 アメリカで野球を見に行った人なら分かるであろうが、

松井(ゴジラ)は周りの選手と溶け込むくらい良い体つき

をしているので、背番号55を探す必要があるが、

イチローは周りの選手と比べて一回り体が小さく、そして細い。 

彼がグランドのどこにいても一目でイチローとわかる。


そんな“華奢(きゃしゃ)な体”の選手が、

“でかい、パワー”の世界で成功したのだから、

同じような体つきのアジア人には大きな励みになった。 


実際、ある特別番組にもアジア系アメリカ人ジャーナリスト

がこう発言していた。 


Ichiro made us that we (Asian who lives in USA) feel

like if he can do it we can do it too!


(イチローは私たち(アメリカ国内に住むアジア人)に、

彼ができるなら私たちにもできるという感覚を覚えさせてくれた。)



これは決して「彼ができるなら俺もできる」という見下した

言い方ではなく、元気づけられたという意味である。



野茂選手がアメリカ人の日本人への偏見を変えさせ、

イチローがアメリカ国内に住むアジア人を元気づけたのである。




  1990年代初め、俺はアメリカの高校へ通い始めた。

そして、サッカー部に入った。 当時、アメリカではサッカー

はマイナーなスポーツというより未知のスポーツであった。 


ちょうど今の日本人がクリケットを見るような感覚

で当時のアメリカ人はサッカーを見ていた。

(2大会前くらいのワールドカップより変わってきたが。) 


そんな未知のスポーツの世界ですら、日本人が運動をする

と言うと「お前、走れるのか」というような扱いをしてきた。 


俺は小学生の頃、サッカーをやっていたので、

(おまけに体育系でもあり、球技はたいてい得意である)

サッカーをまるで知らない当時のアメリカ人との差が現れるのに、

たいした時間はかからなかった。 

すぐに監督に認められ、センターフォワードのポジション

を手に入れた。 チームは半分くらいが初心者のせいもあったが、

最初の態度とは大きな違いである。 

今では“なつかしい”思い出ではあるが、彼ら、

アメリカ人チームメイトや監督、コーチに対して「このやろー!」

という怒りを感じていたのを今でも覚えている。 

野茂選手の苦労はこんなものではなかったと思う。 



メディアでは、野茂選手を“開拓者”として扱っているが、

俺はそれ以上の存在と思う。 

特にアメリカ国内に住む日本人は、野茂選手に感謝し、

敬意を表すべきと思う。 

彼がいなければ、いまだに日本人はアメリカ人にとって、

すし職人でしかなかったであろう。



  野茂選手はここ数年、メジャーから遠ざかっていて、

マイナーやラテン系の国でプレーしている。 

40歳に近づいてきた年齢にもかかわらず、

文句ひとつ言わず、メジャーに再挑戦している。 

本当にプロフェッショナルな人と尊敬する。 




彼が再度、メジャーのマウンドにあがり、今度は、

世界中の中年おじさんに元気づけることができるように、

がんばってほしいものである。



  神様、仏様、野茂様様、どうか野茂選手

が再度、メジャーのマウンドにあがれますように!





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by boeing747taka | 2007-12-15 19:43 | 番外編:コクピットから見る世界
やっぱりプロだったベッカム


先月の下旬、オーストラリアのシドニーにて

アメリカのプロサッカーチーム、LAギャラクシー

とオーストラリアのプロサッカーチーム、シドニーFC

にて親善試合が行われた。 


オーストラリア国内のメディアは1週間前くらいから

トップ記事にあげるほどの加熱ぶりであった。 


それもそのはず、いまやスポーツ界でなく、

芸能界のニュース をにぎわせているあの

ベッカムがオーストラリアにやってくる

というのである。  


俺はサッカーの試合を見るのは好きだが、

正直な話、彼の“サッカー選手”

としていの姿をあまり知らない。 

奥さんが見ている芸能雑誌に彼の妻、ビクトリアとの写真

をよく見るくらいで、どっちかというと

芸能人としてのイメージの方が強かった。 



今回の親善試合の目的はなんといっても彼、

ベッカムのためのみである。
 

“ベッカムの試合”をオーストラリアでやろうという

ことからこの企画ができあがった。 

そして、観客もベッカムのプレーを見るためだけに

スタジアムにやってきた。 


試合こそ3-5でベッカムのチームは負けたが、

今回のような親善試合にはスコア

なんて関係ないであろう。 

ファンは彼のプレーぶりを期待していたのだから。
 

そして、ベッカムはそのファンの期待に見事こたえた。 


0-3でむかえた前半44分、“ベッカムといえば、

あのフリーキック”というスタジオ中のファン

はもとよりTV中継されている世界中

のファンが期待していた、“ベッカム・モメント”が現れた。 


彼がヨーロッパやワールドカップの試合

でみせたあの見事なフリーキック

をこの親善試合でやってのけたのである。 


それも見事にファンの期待に応えるように。 


このフリーキックを見た瞬間、


「ああ、やっぱり彼も一流のプロなんだな。」

と痛感した。



プロの世界、1流も3流も実力のみを見る

ならさほど差はないと思う。


しかし、1流が更に上に行くのに

対して3流が沈んでいく、大きな原因は

今回の、ベッカムのフリーキックのような“その場”

を見事に決めることができる選手

とそうでない選手にあると思う。 



人間、誰にでも人生に“チャンス”というの

はめぐってくると思う。 

それをものにできる1流と、気づかず見逃すか、

ものにできない3流。





私事ですまないが、プロゴルフの世界

といえば、タイガー・ウッズ。 


昔、フロリダ州(アメリカ)に住んでいた頃、

タイガーを地元の試合

で何度か、生で見たことがある。 


プロとして、“彼と俺の違い”というのを見つけたかった。 



彼が試合前、試合後の練習場

にいるときから、どうスタートするか、

どうボールをセットアップするのか、細かなところまで観察した。 


こんな事を言うと傲慢に聞こえるかもしれないが、

ボールを打つ姿だけを見ていると、

「俺ももうちょっと練習すれば、あの球が打てる。」と思った。 

(プロの世界、これくらいの心境でないとやっていけない。 

というより、プロになれないと思う。)


しかし、丸1日彼のプレーを見ていると、“やはり、彼は違う!”

という場面に多々遭遇する。 


彼だって人間なので、ミスショットはする。

しかし、それは必ずといっていいほど続かない。 

1打、ミスすると、次は必ず帰ってくる。(俺はここでずるずると崩れる。)

そしてなにより、上記のベッカムと同様、誰もが期待する、

そして、必ず決めなければいけない“その時”を見事にやってのける。 



プロゴルフの試合には“流れ”があり、

“ここで決めなければならない”

という場面がある。 試合に勝つ1流プロは皆、

そこで決めるが、去っていく3流プロは皆、そこでミスをする。



アマチュアの試合からプロの試合に行くと

周りの環境はがらりと変わる。

アマチュアの試合に行くと、試合前

にもうだいたい誰が上位に行く

かというのがわかる。 

すごくうまいやつとすごく下手なやつ

が同じ試合にでているので一目瞭然である。 



そして、そこで上位に立つやつを周り

は「あいつは、すごい!  将来プロだね。」と絶賛する。 



そうやって“篩(ふるい)にかけられて残ったやつ”がプロ

となっていくので、プロの試合に行く

と実力にそんなに差はなくなる。 


そして、その“残った連中”が更に残るのは、

ベッカムやタイガーのような連中なのであろう。



今回のベッカムのプレーにあっぱれ! 

今回の試合は、俺の頭の中でベッカムのイメージが芸能人から

プロスポーツ選手に変わった一瞬でもあった。


これも“チャンスをものにする”1流選手の技なのかな。



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by boeing747taka | 2007-12-08 19:39 | 番外編:コクピットから見る世界