元ヤクルトの高津、韓国野球へ挑戦!



韓国の日本語版新聞をネットで読んでいたら、

元ヤクルトに所属していてのちにアメリカのシカゴ・ホワイトソックス

とNYメッツにも在籍していた、サイドスローのクローザー、

高津投手が韓国のチームに所属することになったという記事があった。 


記事によると高津投手が韓国プロ野球史上4人目

の日本人選手らしいが、これには少々、驚いた。


ネットで調べて見ると、何人もの元日本野球を経験している

選手が出てきたが、おそらくこれは、在日韓国人

を外国人として扱っていないために、在日でない

日本人選手が4人目という計算であろう。 


ちなみに、韓国野球は1982年に開幕しているが、

1998年になるまで外国人の入団を許されていなかった。 

98年になりようやく1チーム外人選手2人までという

以前の日本野球のスタイルが認められた。


代表的な元日本野球経験者は、巨人や大洋(現横浜)

などで活躍した新浦投手であろう。 

彼は1984年に韓国に渡っているので、彼は在日韓国人

であったために“外人”として扱われなかったようである。 


そして、近年、選手でなくコーチとして招かれた人もいて、

例えば、 元巨人に所属していた加藤投手などかいた。 


それが功を奏したのか、最近の韓国野球、

特に投手のスタイルは日本野球に近いものがある。 


韓国で野球が始まったのは、1982年であり、

もう一つのアジアの野球をする国、台湾野球は1989年、

そして我が日本は、戦前の1936年からである。 


その台湾野球の開幕戦をTV中継で見ていたが、

いまでも鮮明に覚えている。 まず、今では、アメリカや日本

の野球スタイルにたまに見れるようになったが、当時は、

学生野球でしか見れなかった、“キャッチャーの2番打者”である。 


(言うのも失礼だろうが、それだけ、野球レベルが低かったのであろう。)

そして、笑ったのが、その時のアナウンサーが誰だったか忘れたが、

スコアボードにある打順表(もちろん、漢字全ての文字)

を見て、「これでは、読めませんが、グランドに何人かの

外人選手(アメリカや南米選手)がいるので、

スターティングメンバー表に入っているのでしょうけど

読めないので何番に入っているか分かりません。 

解説の○○さん何番打者が外人選手ですか?」なんて笑える

質問をしていた。 その反面、韓国野球は古くから

アメリカ野球スタイルを受け入れていたのであろうか、

昔から“メジャーに近いアジアの国は韓国”という意見があった。 


韓国野球はアメリカ野球のように、パワー勝負スタイルのもの

であったのである。 しかし、そんなアメリカ野球のスカウト

を裏切るかのように、韓国人選手がアメリカで成功することはなかった。 


アメリカ野球と対照的と思われていた日本野球からでてきた

野茂投手とパク投手がほぼ同じ時期にアジア人選手として

注目を浴びたのが韓国人選手で成功した初めての例

ではないであろうか。 そして、その後、イチロー選手、

最近の福留選手など続いて成功している日本野球とは対照的に、

韓国野球からは、パク投手に続いて何人かの選手がメジャー

で活躍したものの、輝かしいものではなかった。 

(その理由については、別のコラムで書きますので、お楽しみに。) 


さきほど記載したように、近年の韓国野球は、元日本野球で活躍した

選手又は、元中日の宣 銅烈(ソン・ドンヨル)投手など日本で活躍した

韓国人選手をコーチに招いているせいか、

段々と日本野球スタイルと似ているものになってきた。 


そんな矢先に高津選手の契約の話が飛び込んできた。 

しかも、シーズン途中である。 彼は去年、アメリカから戻ってきて

再度契約したヤクルトから自由契約を宣告され、事実上のクビとなった。 


しかし、彼は現役を続行することを望んでいて、日本の他の球団とも

交渉するが、決まらなかった。 高津投手は、アメリカで2年間プレー

したものの、剛球投手というよりかは、変化球などで討ち取る

コントール派の投手である。 


今回、高津投手に契約をもちかけたのは、

ソウル郊外にチームをかまえるウリ・ヒーローズというチームである。 

このチームは韓国のたばこ会社、ウリタバコという会社が今年から

買収して運営している新しいチームである。 

その前は、4度の韓国シリーズを制している強豪チームで、

現代(ヒュンダイ)ユニコーンズというチームであった。

(注:現代(ヒュンダイ)という会社は、日本の三菱のように財閥系

の会社で、車からPC、軍事関連へとビジネスを展開している)

しかし、現代グループの経営不振により球団を手放すことにした。

 
新しく始まったチームにて、“日本野球”からの助っ人を期待しての

契約なのであろうか、もし彼が成功すれば、

日本人選手の“次の舞台”としての選択肢になることであろう。 

彼の明るい性格なら、韓国メディアにもうけることであろう。 


彼の活躍に期待したい!




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by boeing747taka | 2008-06-21 20:40 | 番外編:コクピットから見る世界